2007-11-25

馬の国 (Louisville and Lexington, Kentucky)

前々から,一度は行ってみたいと思っていた,Kentucky州のLouisville,Lexingtonに
先日行ってきました.

どちらもさほどメジャーな観光名所ではありません.
でもLouisvilleは,競馬をあまり知らない方でも知っている,
ケンタッキーダービーが行われる,Churchill Downs競馬場のある街.
Lexingtonは競走馬生産の中心地であり,最も美しいと言われるKeeneland競馬場のある場所です.

当然ながら,LouisvilleではChurchill Downs競馬場で競馬観戦と,ダービー博物館を見学してきました.
ここは2つの尖塔がそびえる古い競馬場.

場内には歴代のダービー馬(今年で133頭)の名前が刻まれたパネルがそこここに並べられてありました.
フサイチペガサス号の名前もさりげなく飾られてます.

Lexingtonの街は普通の小さめな街でしたが,中心付近にこんな公園がありました.
かなりリアルに競馬を再現したブロンズ像です

それと,牧場めぐりツアーに参加してきました.
血統がわかるヒトにはとても嬉しいツアーで,それなりに名のある種馬をはじめ,つい先日Breeder's Cupに勝った馬(写真はEnglish Channel号)や,現役の競走馬を見ることができました.
しかも目の前で.
日本ではここまでの馬は簡単には見られないだろうな,と思いつつ,相当楽しんでしまいました.
(おまけながら,案内役のおじさんは「日本にはヨシダという有名なオーナーがいるだろ?」と聞いてきました.さすが社台.)

で,十分に競馬旅行を楽しんできたわけですが,それ以外にも楽しめたことがありました.
Louisville名物のHot Brown.
これは「オープンサンドイッチ」で,パンの上にホワイトソース,トマト,ベーコン,チーズを乗せて
オーブンで焼いたようなもの.
見かけは結構重そうでしたが,意外に食べられてしまいました.
アメリカ生活で胃がでかくなっているのかもしれませんが・・・.

2007-11-10

Barnes Foundation Collection

このところ急激に冷えて,ハゲには帽子の欠かせない季節になりました.

そんな中,芸術の秋,ということで,以前から予約してあったBarnes FoundationのCollectionを見に行ってきました.

ここは薬を売って富を築いたBarnesさんが,印象派,特にルノワール,セザンヌ,マティス,ピカソを中心に,大量の絵画を集めて,部屋の壁にまとめて飾ったのを,そのままに近い状態で残してある,という
非常にユニークな美術館です.

壁の真ん中に大きい絵を置いて(例えばルノワール),その両側に似たような色使いの絵を対称的に飾り(例えばセザンヌとゴッホ),さらに上には小さめな絵をワンポイントで配置し(例えばピカソ),さらにその両脇を対称的な色の絵で飾り(例えばマティスとモディリアニ)・・・,

という感じで,一面の壁に対し,絵が10枚とか,そんな感じで飾ってあるというところ.
言葉ではちょっと再現しにくいのですが,

一枚一枚を大事に飾ってある,普通の美術館からすると,何とも贅沢なところです.
そもそもそれぞれの絵がかなり質の高い良い絵だったりするので,一つの壁の絵を見終えるのに,
10分20分かかったりします.

残念ながら,館内は撮影禁止ですので,写真はありませんが,外観はこんな感じ.


また周囲はいろんな木が植わった植物園になっていて,こちらもまた楽しめます.
とはいえ,中身の密度が濃すぎて,ちょっと終盤は疲れてくるんですが.
でもこれで2度目でしたが,とても楽しめました.
ネットのサイトから予約できるんですが,一ヶ月先くらいでないと開いてなかったりします.
関心のある方はお早めに.

2007-11-05

秋のドライブ Union Barrel Works

お天気がまずまずだった先日,76号を西に向かって少しドライブを.
目的は,家具のアウトレットがあるMorgantown.
(Kさん,情報ありがとうございます)
でも,折角西の方まで来たので,さらに西に少へ.

76号を走ると,紅葉がまだいい感じで見られました.

で,目的はReamstownという,やはり小さな街.
街というか,ほとんど畑や森の合間に住宅の集合した集落みたいな感じ.
とか言うと,周辺の方に怒られそうですが,でもあまりお店なんかは見かけず.
地ビール屋マッピングサイトのThe Beer Mapping Projectでこの街にピンが立っていなければ,
おそらく通過はしても,訪れることは無かったであろうと思われます.


で,途中少し道を迷ったものの,無事に到着.
周りはなんの変哲も無い住宅で,その中に突然ありました.
中に入ると,まずバーがあって,ここの地ビールのタップがいくつも立っています.
奥は落ち着いて座って食べられるレストラン形式になっていました.
結構時間も中途半端だったので,お店は結構空いていて,そのためかウェイトレスさんの
サービスが非常に良かったです.
なんでも今年の4月にオープンしたばかりとのこと.
どうりで内装もキレイでした.


肝心のビールは,相も変わらずサンプラーを注文.
Kolsch,Lager,Maibock,Pale Ale,Stout,Dopplebock,のレギュラーに加えてOctoberfestがまだありました.
Kolschが最も軽く作ってあり,やや弱めでしたが,それ以外はなかなかのでき.
個人的にはMaibockのフルーツ+蜜の香りと,モルト感,苦味のバランスが好みでした.
もちろんサンプラー後にパイントでいただきました.
ここはビールも良かったですが,食べ物も味が濃くなくて,丁度いい感じ.
アメリカにしてはさっぱり食べられました.
しかも出てきたパンが日本のおいしい食パンに近くて,思わずカミさんが仕入先を聞いたくらい.
結局,パンは自家製でしたので,興味のある方,ちょっと足を伸ばされてみるといいかもしれません.

http://unionbarrelworks.com

2007-11-04

Philadelphia 76ers ホーム開幕戦(対New Jersey Nets)

今日は,今週開幕したNBAの地元チーム,Philadelphia 76ersのホームゲーム開幕戦がありました.
帰国が迫っていることもあり,今のうちにということで,早々に行ってまいりました.
Iversonはすでにいなくても,さすがに開幕戦はかなりの入り.
チームも大型な補強はなく(多分),若手中心の微妙な編成.
ちなみに,予想では軒並み地区最下位です.

とはいえ,まだシーズンは始まったばかり.
まだまだ希望はあるわけで.
試合前の練習でも,観客が熱い視線で見守っておりました.


頼みの綱は,エースのAndre Iguodala,ベテランAndre Millerに3ポイントシューターのKyle Korverでしょうか.


で,本日はホーム開幕戦ということもあり,試合前にはIguodalaからの簡単な挨拶.
そして相変わらず盛大な国歌斉唱.
今日は屋内なのに花火も炸裂しておりました.

肝心な試合は,序盤リードするものの,ハーフタイム前には逆転を許し,その後は後手後手な展開.
ホームなので,会場は地元ファンでうまっているかと思ったら,川向こうから渡ってきた
Netsファンが結構いました.
当然彼らは喜んで観戦していたわけですが,ちょっと複雑な気分.
結局負けてしまいましたが,久しぶりにバスケが見られて楽しかったです.

2007-10-28

HEROES シーズン1

今更ながら,DVDでシーズン1を借りてきちんと見ました.
一応,リアルタイムでもちびちび見ていたんですが,肝心な終盤がFOXの「24」シーズン6と重なって,
そっちを優先したので,見られなかったわけです.
結果的に「24」シーズン6は,相当見るに値しないものだったわけですが・・・.
(だって今までのパターンのコピーばっか)
まあ,それはまた別の話ということで.

で,HEROESシーズン1.
簡単に言うと,ツッコミどころ満載のSFなわけですが,

1.登場人物が多くて,話が並行に進み,
2.最初のうちは設定を明かさず,話がばらばら.
3.でも中盤から徐々に並行な話をつなぎはじめ,
4.最終的には1点にみんなを収束させる.

という形で,好評判に終わったんだと思います.
最後は次のシーズンがありありな感じな終わり方で.

ただ,日本人の立場でいうと,主な出演者の一人,「ヒロ中村」こと,Mashi Okaさんと,
「安藤」役の(多分)韓国系な方が,話の中でよくする日本語会話がヘン.
加えて言うと,「ヒロ中村」の父親役のGeorge Takeiの日本語も少しヘン.

仕方ないといえばそうですし,日本語シーンが出てくる方が大したことなのかもしれません.
そもそもあのオリジナルスタートレックの「Hikaru Suku」であるGeorge Takeiが出ている
こと自体が,びっくりですし,Mashi Okaがバルカンのサインをするのもなかなかです..
日本でどれほど人気が出るかはわかりませんけど.

でも,シーズン2で「ヒロ中村」がいるのが,戦乱の時代の割には日本の17世紀後半.
おかしい.もう江戸時代も四代目以降でなはずなんですが.
やはりアメリカ的には,ピルグリムファーザーズ以前の世界は,ヨーロッパ以外あまり描きたくないのかな・・・.
なんて,へんに考えてしまいました.

2007-10-23

Pocono Mountains

このところ,Philadelphia周辺も朝晩冷えるようになってきました.
(まだ日中は結構気温が上がりますが)
で,カミさんが調べたところ,この週末,近場のPocono mountain周辺は紅葉がほぼピークとのこと.
天気も良いし,これは行かない手は無い,ということで,片道2時間程度の道を車で行ってきました.
Mt. Poconoは広義のアパラチア山脈に含まれるなだらかな山(というか丘?)で,
周辺には湖,スキー場も多く,NYやNJの人々にとってもアクセスの悪くないリゾート地です.

道中,車で北上すると,アパラチア山脈の一部の壁のような山を抜けますが,これを過ぎると
期待通り紅葉がとてもキレイな光景が広がっておりました.

まさにピークに近い感じ.
この季節ならではの光景を堪能してまいりました.


で,途中でPocono Brewing Companyを発見.
ここはBeer Mapping Projectには載ってないので,ノーマークでしたが,
名前から地ビールを作っていそうだったんで,寄ってみました.
しかし,車を止めて,お店を覗くと,発酵タンクのようなものが見えるものの,
大手メーカーの飾りがたくさん・・・(Corona,Coors,Boddingtons,とか).


若干の不安を感じつつも,お店に入ってメニューを見ると,一応「House Beer」があり,
一安心.
でも,どうもどちらかというと,「ビールを多種類そろえてます」というのをウリにしている模様.
で,後から調べて見ると,どうもここの「House Beer」は,近隣のWilkes-BarreにあるLion Brewery
と契約して作ってもらっている模様です.

で,店内の雰囲気はというと,ちょっと温泉旅館の宴会場風.
それもそのはず,ここの一室はPoconuts Comedyという,コメディーシアターを兼ねていて,
昼間は通常のレストランとして営業し,夜は食事をしながら観劇できるシアターになってました.
ちょっと違和感を感じつつも,3種類あった「House Beer」からAleとPorterをサンプラーで試飲.
期待してなかった割には,Aleは苦味ほどほどで結構フローラルな香りのする,いい出来でした.

でも,食べ物は今ひとつ.
Pocono散歩の後に,ちょっと喉を潤すくらいにはいいかもしれません.

2007-10-21

Sly Fox, Phoenixville, Pa

先日,近隣では最も大きいショッピングモール,King of Prussia Mallに行く用事があり,
では折角だからと,Phoenixvilleまで足を伸ばし,久しぶりにSly Foxに行ってきました.

以前にここに到達するのには非常に苦労したんですが,その甲斐あってか,突然決めたわりには
スムーズに到着することができました.
そして相も変わらずサンプラーを注文.

ここはいつもかなり多種類置いているんですが,サンプラーはここから5種類選べます.
時間をかけるのもなんだったので,ウエイターさんに「お勧め」を選んでもらうことに.
すると,「どういうのがいい?」と聞いてきたので,「苦いのと濃いいの」と即答.
その結果出てきたのが,
PIKELAND PILS
PHOENIX PALE ALE
CHESTER COUNTY BROWN ALE
TARGET IPA
O'REILLY'S STOUT
でした.
PALE ALEとBROWN ALEは今ひとつだったんですが,TARGET IPAは苦味ばっちりエクストリームな感じ.

ウエイターさんに「これ苦くていい」と言うと,「これ苦くて舌にずっと残るんだよね」と
嬉しそうに答えてくれました.

一緒に食べたものは軽めだったんですが,ちょっと甘めなサラダがあったので,これには丁度良かったです.

Sly Foxのビールは,たまに近所のビール屋で缶が売ってますし,パブでもタップにのっていたりするので,ご興味ある方は是非お試しください.

2007-10-15

大統領の扱われ方

皆さまご存知の通り,アメリカの現大統領はG.W.ブッシュさんです(第43代).

巷には,彼の施政に対して,賛否両論様々な意見があります.

で先日,モールでこんなものを見つけました.


2008年向けのカレンダーを探していて見かけたんですが,現役大統領に何ともここまでやるとは.

だったら選挙で選ぶなよ,とも思うんですが.

まあ,かなりの接戦だったので,反対派がもともと多いのも仕方ないですけどね.


1.G.W.ブッシュ,ブードゥーキット.おそらく人形にぷちぷち針を刺して,呪いをかけるものと思われます.効能は不明.


2.任期満了までのカウントダウンカレンダー.2008年末で任期終了なので,その日を待つわけですね.ちなみにこれの関連バージョンで,H.クリントンとかR.ジュリアーニが大統領になるまでのカウントダウンとかもあります.


3.ダメな大統領日めくりカレンダー.日めくりです.毎日迷言が日替わりで見られるようです.

結構楽しいかも.

2007-10-07

Philadelphia Phillies 2007

地元のメジャー球団Philadelphia Philliesのシーズンが終了しました.
National League東地区で14年ぶりの優勝をしましたが,地区シリーズであっけなく敗退してしまいました.
でも今年は開幕前にショートのジミー・ロリンズが「地区優勝します」みたいなことを言ったため,
同じリーグのAtlantaとかNYから反感を買い,開幕Atlantaによる3タコを食らったり,相次いだ故障などを考えると,よく頑張った結果だと思います.
まあ9月のNY Metropolitans(略称Mets)の崩壊のおかげではありますが.

で,結果的にCitizens Bank Parkでの今年最終戦になった,地区シリーズ第2戦に行ってきました.
Philliesのサイトに登録していたら,一度は「残念でした」メールが来たんですが,その後に
「2次抽選に当選」のお知らせが!
これは行かねば,ということで,3時からのゲームではあったんですが,チケット購入しました.

当日,ちょっと早めにと思って,開始1時間前に着いたんですが,やはり14年ぶりの地区優勝
とプレーオフ進出ということもあって,既に駐車場は結構混んでいました.
ところどころでは,車の後ろで飲みながらゲーム前に盛り上がる「テールゲートパーティ」をしてました.
また球場入り口前では,バンド演奏などのイベントをやってました.
球場に入っても,早めに入場したにもかかわらず,既に人だらけ.
Philliesグッズを売る売店は入場制限をするくらいの盛り上がりようです.
後でわかったのは,この日は球場の入場者数最高記録だったとのこと.

で,国歌斉唱をして試合が始まりました.
先発のKyle Kendrickは今年シーズン中にAAから上がって10勝をあげた期待の若手.
しかし,この日は制球が定まらなかったようで,初回にソロホームランを2本打たれる厳しい展開.
そんなときは,ということで,Jimmy Rollinsが先頭打者ホームラン,また2点タイムリー!
おかげで一時は3-2と逆転しました.
しかしこの後,監督が早め早めの投手交代を試みるものの,ことごとく裏目に出て,終わって見れば5-10という残念な試合でした.

そして昨日の第3戦も1-2で負けという,何ともPhilliesに運の無い試合で早くもプレーオフ敗退.
それでも,今年はいろいろと楽しませてくれました.
シーズン途中には井口も来たし(それには正2塁手Chase Utleyの故障が裏にあるわけですが).
残念ながら井口は今季限りですし,来年はまたオフの補強で布陣が変わるとは思いますが,
来年もまた頑張って欲しいものです.

2007-09-30

Eastern State Penitentiary,Jack's Firehouse

Philadelphia市内の美術館から程近いところには,以前州立の刑務所として使われていた,
Eastern State Penitentiaryがあります.
1970年に閉鎖され,その後は何にも使われていなかったのですが,1980年に市が買い取って,
その後1994年から一部を見学できるようになりました.

現在では4/1から11/30までの期間,公開されているわけですが,アメリカ的に秋のイベント
としてハロウィーンがあるためか,9/20からはナイトツアー,「Terror behind the walls」をやってます.

簡単に言えば「オバケ屋敷」.

と,そういえば,ここのまん前に,Jack's Firehouseというアメリカン料理があって,結構おいしかった
ので,行ってみることに.

ちょっとJack's Firehouseで早めの夕食を食べ,腹ごしらえ.
ここはグリルが中心ですが,フレーバーに工夫をしている(らしい)ので,なかなかいけます.
カジュアルで,気軽に行けるのも嬉しいです.
軽くLegacy Brewing(Reading, PA)のMidnight Witというベルジャン風小麦ビールを片手に食事して,
オバケ屋敷に備えました.
柑橘系の香りのする,さっぱりした(でも口当たりは軽すぎない)ビールでした.

肝心のオバケ屋敷はこんな感じかな.

怖かったです.

お好きな方は是非ともお試しください.

2007-09-24

R2-D2 in center city, Philadelphia

Star Wars 30周年の今年,アメリカの郵便局(USPS)もこれを祝って記念切手を出したわけですが,
こんなのも作ってました.
それにしても,何となく形がフィットしていて,なんか可愛い.
写真のはPhiladelphiaのCenter cityにあるものです.
なんとも暇な方々がいらっしゃるようで,こんなサイトで全米内で何処にこれがあるか,見られます.

http://www.frappr.com/r2d2

ペンシルバニア州には18体確認されている模様.
Philadelphia市内には4体あるようです.
日本の郵便ポストの形には,残念ながら合わないなあ.

2007-09-23

Atwater Kent Museum, Caribou Cafe

本日は雨上がりで曇天でしたが,前から行こうと思っていたAtwater Kent Museumに行って来ました.
この博物館はPhiladelphia市内のIndependence Mallに程近いところに,さりげなくあります.
フィラデルフィア市の歴史を簡単に紹介している博物館で,何かものすごいものがあるわけではありません.
ここに行った理由は,以前この近くにあったThe Curtis Center Museum of Norman Rockwell Artが閉館し,その後ノーマン・ロックウェルの作品はこちらで展示されているとのことだったので,です.
博物館自体は非常に小さくて,それほどいろいろ期待していなかったんですが,意外にいろいろと楽しめました.

まずは,入ったところに「世界最大のPhiladelphia市の地図」があります.
一室の床一面がフィラデルフィア市と周辺の地図になってました.
ウチは郊外なんですが,ぎりぎり端にあって,思わず写真をとってしまいました.
そして,フィラデルフィア市に関する説明を館員の人が15分くらいでやってくれます.
これまでこちらにしばらく住んでいて,背景をなんとなく知っているのもあって,興味深く聞けました.
また,館内にはいろんなトリビアが書かれてあって(Philadelphiaと平壌は同じ緯度とか),それもなかなか.
今更ながらではありますが,勉強になった感じです.

そして,今日は久々に街歩きをしてました.
テーマはMural Art.
Mural Artは,建物の壁に描かれた,大きめな壁画で,Philadelphia市内には結構たくさんあります.
今までにも歩く途中に見かけてはいたんですが,改めて,少しずつ見ていこうかと.でも日頃運動不足なためか,すぐに一休み.
Caribou CafeでYardsのPale Aleを一杯いただいてしまいました.
こんな感じで,なかなかのんびりした土曜日でした.

2007-09-20

Coffee hunt

北米に住んでいると,口にするものに関しては低くない確率で「日本よりまずい」と思うことがあります.もちろん「美味しい」と感じることもあります.でも多数決を取ると「まずい」になるかと.

コーヒーも例外ではありません.色々なところで売られていますが,薄かったり,保温が長くてフレーバーが抜けていたり.スーパーの安売りMaxwe●●とか,Folge●●とか,結構安かろう・・・です.
その不満を,別の方向からアプローチすることで解消したのがスタバなんでしょう.

エスプレッソに重心を置いて(だと思う),苦くて濃いという機軸を確立したわけです.
それは非常に良い戦略だと思いますが,個人的にはどうも苦手.ちょっと焙煎しすぎで苦すぎ.
酸味が好みなんですが,折角のいい豆も煎り過ぎでただ苦いだけになってる気がします.
しかもコーヒーとは無関係なフレーバー後付け(ヘーゼルナッツとか)で,ちょっと残念.

で,結局コーヒーメーカーとグラインダを購入し,美味しい豆を探してかれこれ2年くらいが経ちました.ウチのコーヒーメーカー,グラインダは普及価格帯のものなので,大した気合が入っているわけでもないんですが.
近所で豆を買ったり,eBayで落札したり,いろいろ試してみました.
業者によっては,「その種類の豆をそんなに煎ったら,折角のフレーバーが・・・」みたいなところも.
とにかく基本の煎り具合がダークとかフレンチとかで,ライトなんてありえない,というところを見かけると,「ああ,スタバ至上主義かよ・・・」とか思ってしまいます.

で,結局,これまでいろいろ試した結論は,eBayで探したDelaware city coffee companyから買うというもの.
これはあくまで個人的な趣味,主観に基づく評価なので,参考になるかどうかは微妙ですが,値段的には同じ種類の豆でも他のeBay系,あるいはネット通販系の業者より安いですし,送ってくるのも早い(2-3営業日で来る).
ついでに言うと,ここのKenya AAとMocca Matariは非常に美味しいです.
というわけで,今日も追加を購入してしまいました・・・.

と,取り留めの文章でした.

2007-09-18

Brunch at Kildare's (Irish Pub)

Kildare'sというのは,Philadelphia近辺に6箇所(Philadelphia,Media,King of Prussia,
West Chester,Manayunk, Moosic)ほどあるIrish Pubです.
チェーン化しているせいか,店内は程よくIrishを前面に出した雰囲気で,店員はフレンドリー.
結構,雰囲気が良くてお気に入りの一つです.先日は買い物ついでに,まだ行ったことのなかったMedia店に挑戦しました.
日曜日の昼だったので,ブランチということで.基本的にビュッフェ形式で,取り放題.
メニューはカリカリなベーコン,豚ハム,ソーセージ(ホワイトプディングというべきか),
角切りポテト,タマゴ,パンケーキ,フレンチトースト,シリアルといったことろ.
これに,オーダーでオムレツが付きます.
ちょっぴり一昨年にIrelandで食べたB&Bの朝食を思い出しながら,昼からビール片手にのんびり
食事でした.
ビールはBoddington(アイリッシュじゃないです,すみません)とMurphy's Red(これはアイリッシュ)を
いただいて,満足な日曜の昼でした.

2007-09-11

Phillies vs. Rockies, 9/10/2007

今日は地元フィリーズ対コロラド・ロッキーズ戦.
ちょっと奮発して,公式ページからHall of Fame Clubのチケットを購入して観戦してきました.
ここは扉の向こうの限られた空間で,いつか入ってみたいと思っていたところ.
場所的には2階席の内野側になりますが,丁度バックネット裏に近い席が取れました.
Hall of Fame Clubは専用の売店があるし,人数も少ないのでかなり快適な空間.
しかも野球博物館のPhiladelphia支店があり,一見しょぼいんですが,それなりに面白かったです.
ついつい売店ではPhilliesラベルのバドワイザー(中身はやっぱりしょぼかった)を購入.何度も来ている球場なのに,すっかりおのぼりさん状態です.
残念ながら,球場のほかのところにはある地ビールスタンドは見当たらず,これは我慢して試合に集中.

肝心の試合は,Philliesが先制するものの,終始Rockiesにリードを許す苦しい展開.
それに,ちょっと目当てにしていた松井は故障中で不出場.
Phillies先発のKyle Lohseはランナーを背負うし,点も取られるし,でも6回を3失点でなんとか全う.
途中,ほとんど満塁ホームラン被弾も,外野ファンが触ってツーベースで勘弁してもらうという場面もありましたが.
でも7回にはブルペンのJose Mesaがフォアボール+ホームランで2失点という寂しい展開.
攻撃の方もなかなか相手の先発Ubaldo Jimenezを打ち崩せず,敗戦ムードが漂いました.
しかし,7回裏に井口がさりげなく代打に出て,我が家的には,まあ,見るもの見たし,もういいか,
という感じ.井口は残念ながらゴロに倒れましたが,この辺で何故か流れが変わり,2アウトからランナーが2人出て,
このところ妙に当たっているPat Burrellがなんと同点スリーラン!

そして,その後はハラハラな展開ながらも持ちこたえ,延長10回裏にChase Utleyが出塁,そして主砲の
Ryan Howardが決勝ツーベースを打ってサヨナラ勝ち!
何とも良いものを見てきました.
これまで十数試合Philliesの試合を見ましたが,サヨナラは初めてで,後ろの席のおじさんたちと
思わずハイタッチ.
最後に勝利の鐘を見て,大満足の野球観戦.
いやあ,いい思い出になりました.

2007-09-10

Kennett Square Mushroom Festival

今日は年に一度,Kennett Squareで開かれる,Mushroom Festivalの日です.
Kennett Squareは,知る人ぞ知る「Mushroom Capital of the World」だとのこと.
全米の約50%のキノコはこの周辺で生産されているそうです.
まあ,当然この「World」はあくまで「アメリカでは」ということだと思いますが.
生産量的に日本の方が多そうです.
でも,酒好きにとってはKennett Squareは,毎年10月に開かれる
Craft Beer Festivalの方が有名かもしれません.

で,Mushroom Festivalに我が家は初めて行ってみました.
Festivalは街のメインストリートにいろんな出店が出ている形式.出店は必ずしもキノコに関連するわけではありませんが,キノコのフライとか,
Mushroom入りホットドッグとか,Mushroom soupとか,いろいろキノコ料理が出てました.
中でもMushroom soupはなかなかの美味.
昼飯の一部として満喫させていただきました.

また,Festivalの一部としてキノコ工場の見学ツアーにも行ってきました.
バスに乗って5分くらい行ったところに工場はありましたが,ここの工場はシイタケ,ヒラタケ,
マイタケなど,いわゆる白いマッシュルーム以外のものを作っている工場だとのこと.
特にシイタケは北米で50%程度のシェアをもってるんだそうです.そう考えると,そこらのスーパーで買うシイタケはここの工場から来ている可能性が高いです.
工場のオーナーさんが説明してくれたんですが,なかなか情熱のこもった説明でした.

で,そんなツアーから戻ってきて,街にあるHalf Moon Restaurantのカウンターで一息.ここはかなりの種類のビールがタップにあります.
あまりこの辺で見かけないLeft Hand BrewingのAleがあったので,まずそれを注文.
初めて飲みましたが,アンバーな色ですが,さほど重さはなく,苦味もほどほどで,
汗をかいた後には丁度良いかと.
アメフトの試合の中継(地元Philadelphia Eaglesが敵地でGreen Bay Packersと対戦)を見ながら,
ああ,今年も厳しいかな,と思いつつも,もう一杯.
応援の意味もこめつつ,地元のYards Extra Aleをいただきました.こちらはもう少し苦味と甘味が強く,おそらく度数も高かったと思います.
これを飲みながら,Mushroom系のおつまみをいただいて,Festivalを満喫してきました.
なかなかののんびりした日曜日でした.

2007-09-07

マンハッタン,エンパイア・ステート

以前,ナイアガラまで車で旅行したときのこと.
ナイアガラの滝はニューヨーク州(NY)とカナダのオンタリオ州(ON)の国境にあるので,車で国境を越えたわけですが,帰りにON→NYに入ってしばらくしたところのサービスエリアで休憩しました.
売店でうろうろしていると,明らかに初めてNY入りした二人組(白人)がレジで,

「どうしてNYはエンパイア・ステートなの?」

と質問してました.

ご存知の方も多いかと思いますが,NYはニックネームが「Empire State」.
NYの車のナンバープレートにも,こう書き込まれてます.
個人的には,「Empire」というと,スター・ウォーズの印象が強くって,わるもの感いっぱいなんですけど.
でもカタカナで「エンパイア・ステート」と書いてしまうと,なんだかビルの方が印象強いですね.
で,売店の人は,「エンパイア・ステート・ビルがあるから」と,答えてました.
何だかいい加減な気がする・・・.


で,その後今更ながら,初のエンパイア・ステート・ビルに行ってきました.

いつも人が並んでいるので,敬遠してたんですが,この日は意外にスムーズに入れました.
どうも,5th Avenueに面したメインの入り口ではなく,34th street側にある入り口から入ったのが良かった模様.
で,展望台なんですが,高所恐怖症の自分にとっては非常に恐ろしいところ.
でも,これがいい機会だと思って頑張ってみましたが,もういいです(写真は南側を向いてます).


そしてさらに高いところ続きで,MetroCardで乗れるロープウェイに.
これは街中を走る(?)不思議なものでした.
住んでいたらあんまり使わないかも,と思いつつ,観光客な我々は片道10分足らずの小旅行を楽しんできました.
と,怖い思いをした後は,一杯.
マンハッタンなので,折角だから和食を食べてきました.
そこにあったのが,「そばビール」.
原料に混ぜてあるんだと思いますが,言われて見ればかすかにそばの匂いがするかねえ,ってくらいでした.
面白い一品ということで.
何でもノースダコタ州のそばの実を55%使ったとのこと.
結構入っている計算になりますね.
それとモルトだけで,アルコールはできるのか?と思いきや,案の定アルコールは2.9%.
何とも健康的な(?)飲み物でした.物足りない・・・.