2009-05-20

新型インフルエンザH1N1への雑感

日本も既に世界で4番目の患者数を誇る状況になりました.
ちょっと急速になった感はありますが,おそらく「ソレ」であろう患者を認識しながらも,なかなか新フルとは申告しづらかったところに,国内感染者が確認されたので,それ行け状態で申告されてこの勢いになったと推察します.
この段階で,もう水際調査なんて意味無いわけで,そんなことするより国内で今後増えるであろう患者をどう扱い,どう対応,治療して,またできるだけ蔓延を防ぐか,というところに最重点を置くべきなのは見え見えです.
なのに厚生労働省は「自体を慎重に見極めて金曜日に方針変更する」,とか悠長な
ことを言っている始末.
おまえらなんて平和なんだ,とか思ってしまうのは自分だけではないはず.

おまけに「昨日NYから帰った高校生が首都圏で初の患者として確認された」との報道.
もう水際防御とか,感染ルートの解明なんてほとんど意味無いじゃん,という感じです.
それより目の前に起こりつつあることを踏まえて,今後の対応策を打って欲しいです.
病院と一般医院の連携を整えるとか,慢性疾患を持っていたりして,重症になりやすい方への対応を練るとか,タミフルを投与しずらい1歳未満の乳児への注意を呼びかけるとか.
テレビも,変な正義感ばかり振りかざしてうっとおしいニュースキャスターとか,知らないことまで専門家ぶって偉そうに発現するコメンテーターとかをテレビで放送するよりは,常に画面の下に発熱相談の電話番号を表示するとか,対応策に関するテロップ出すとかした方がよっぽどマシです.

といいながら,今日もアルコールで喉を消毒するおじさんなのでした.ちょっと違うけど.

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